新着情報新着情報

[お知らせ] 杵築ひいなめぐり俳句大賞 結果発表
2021年3月23日 >> 一覧へ 

杵築・日出ひいなめぐり

杵築ひいなめぐり俳句大賞
結果発表


杵築ひいなめぐり俳句大賞に沢山のご投句いただき誠にありがとうございました。
応募総数153句の中から、見事受賞した句を俳句講師・古賀宣道先生の評とともに発表いたします。

大賞

坂道の 繋ぐひいなの 館かな

別府市 堤節子

(評)坂多き町の「ひいなめぐり」の特徴を「繋ぐ」ととらえたのが良い。この「繋ぐ」は多くの困難を克服して受け継ぐこの行事の伝統のことかもしれない。

優秀賞

晴れ渡る 海が借景 雛まつり

別府市 佐々木太恵子

(評)波光きらめく守江湾。それに続く杵築城への連想。「晴れ渡る」に年に一度の雛祭りを歓ぶ様子が垣間見える。

間仕切りの 取り払はれて 雛まつり

由布市 江藤江野

(評)雛を飾る会場は、どこも間仕切が取り払われて広々としている。そこには、家の主人の雛を見る人への心づかいが伺えておもしろい。

入選

雛飾る 築地の長き 武家屋敷

大分市 花本公明

(評)雛飾りの心が受け継がれていく伝統の貴重さが長い築地の豪壮な武家屋敷に託し、格調高く詠まれている。

ゆふぐれは 憂ひ顔なり 内裏雛

大分市 神足律子

(評)昼間の華やぎと違い、春悲のせいか夕暮れの内裏雛の顔に憂いが宿っていた。それを見逃さなかったのだ。

茅葺きの 家老屋敷や 雛めぐり

大分市 佐藤一男

(評)家老屋敷の茅葺きの厚さに、当時の家老の権力を見たのだ。しかし、そこには可愛い雛が飾られているという対比がおもしろい。

佳作

ふる里の 匂ひなつかし ひなの宿

杵築市 杉浦比奈子

(評)久々の「ふる里」への感慨を「ひなの宿」に凝縮している。

幼子の 手を引きめぐる ひな祭り

日出町 荒巻あゆみ

(評)親子だろうか。祖父母だろうか。仲よく「ひな祭り」を楽しむ様子がほほえましい。

おひなさま みんなえがおで せいぞろい

杵築市 矢野耕世(小3)

(評)子供らしい素直さが出ている。お雛様もそれを見る人も笑顔なのだ。

おひなさま ふくが何まい あるのかな?

杵築市 矢野楠乃果(小1)

(評)お内裏の十二単の枚数が気になるのである。素朴な疑問が口をついたのだ。

お問い合わせ

一般社団法人 杵築観光協会
  • E-mail: info@kit-suki.com
  • TEL : 0978-63-0100