大賞
(評)坂多き町の「ひいなめぐり」の特徴を「繋ぐ」ととらえたのが良い。この「繋ぐ」は多くの困難を克服して受け継ぐこの行事の伝統のことかもしれない。
優秀賞
晴れ渡る 海が借景 雛まつり
別府市 佐々木太恵子
(評)波光きらめく守江湾。それに続く杵築城への連想。「晴れ渡る」に年に一度の雛祭りを歓ぶ様子が垣間見える。
間仕切りの 取り払はれて 雛まつり
由布市 江藤江野
(評)雛を飾る会場は、どこも間仕切が取り払われて広々としている。そこには、家の主人の雛を見る人への心づかいが伺えておもしろい。
入選
(評)雛飾りの心が受け継がれていく伝統の貴重さが長い築地の豪壮な武家屋敷に託し、格調高く詠まれている。
(評)昼間の華やぎと違い、春悲のせいか夕暮れの内裏雛の顔に憂いが宿っていた。それを見逃さなかったのだ。
(評)家老屋敷の茅葺きの厚さに、当時の家老の権力を見たのだ。しかし、そこには可愛い雛が飾られているという対比がおもしろい。
佳作
ふる里の 匂ひなつかし ひなの宿
杵築市 杉浦比奈子
(評)久々の「ふる里」への感慨を「ひなの宿」に凝縮している。
幼子の 手を引きめぐる ひな祭り
日出町 荒巻あゆみ
(評)親子だろうか。祖父母だろうか。仲よく「ひな祭り」を楽しむ様子がほほえましい。
おひなさま みんなえがおで せいぞろい
杵築市 矢野耕世(小3)
(評)子供らしい素直さが出ている。お雛様もそれを見る人も笑顔なのだ。
おひなさま ふくが何まい あるのかな?
杵築市 矢野楠乃果(小1)
(評)お内裏の十二単の枚数が気になるのである。素朴な疑問が口をついたのだ。
お問い合わせ
一般社団法人 杵築観光協会
- E-mail: info@kit-suki.com
- TEL : 0978-63-0100